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5-7. テンプレートの場所


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5-7. テンプレートの場所

テンプレートを探すパスを設定

5-1「エンジン設定方法」と同様に、PageSourceFactory の設定をすることでページを置く場所を追加できます。PageSourceFactory の設定には、次に示す XML ファイルを使います。このファイルは META-INF の下に org.seasar.mayaa.source.PageSourceFactory という名前で作成します。

図 5-7-1: ファイルを置く場所
WEB-INF/
 +-- classes/
 |    |
 |    +-- META-INF/
 |    |    |
 |    |    +-- org.seasar.mayaa.source.PageSourceFactory
 |    |
 |    +-- (クラスファイルなど)
 |
 +-- lib/
 |
 (省略)

■設定ファイル

追加設定する場合、factory の子として parameter 要素を必要なだけ記述します。

org.seasar.mayaa.source.PageSourceFactory
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE factory
    PUBLIC "-//The Seasar Foundation//DTD Mayaa Factory 1.0//EN"
    "http://mayaa.seasar.org/dtd/mayaa-factory_1_0.dtd">
<factory>
    <parameter name="folder" value="/WEB-INF/page2"/>
    <parameter name="absolutePath" value="C:/page1"/>
    <parameter name="absolutePath" value="C:/page2"/>
</factory>

追加設定したパスは、追加設定した順に、下記の優先順で組み込まれます。

  1. コンテキストルートの下
  2. /WEB-INF/page の下
  3. 追加したパスの下
  4. クラスパスルート/META-INFの下

パラメータの指定方法は 2 種類あります。

folder
コンテキストルート下のフォルダを指定します。"/" で始まり "/" なしで終わるよう指定してください。
absolutePath
フォルダの絶対パスを指定します。

■活用例

パラメータの値には ${ ... } と指定することで環境変数を利用できます。たとえば absolutePath${ mayaa_path } と設定しておき、開発者 PC では環境変数を -Dmayaa_path=C:/page、運用環境では -Dmayaa_path=/var/www/html と定義しておくと、Java のコードと全く別の場所でテンプレートファイルを管理することができます。

テンプレートと見なすファイル / 見なさないファイルを設定

5-1「エンジン設定方法」と同様に、engine にパラメータを設定をすることでテンプレートと見なすファイル、見なさないファイルを定義できます。(※PageSourceFactory への指定ではないことにご注意ください)

たとえば、コンテキストルート直下にある HTML ファイルのうち、一部のみ Mayaa に処理させたくない場合などに利用します。

■設定例

org.seasar.mayaa.provider.ServiceProvider
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE provider
    PUBLIC "-//The Seasar Foundation//DTD Mayaa Provider 1.0//EN"
    "http://mayaa.seasar.org/dtd/mayaa-provider_1_0.dtd">
<provider>
    <engine>
        <parameter name="notTemplatePathPattern" value=".*"/>
        <parameter name="templatePathPattern" value=".*\.html"/>
        <parameter name="notTemplatePathPattern" value="/doc/.*\.html"/>
    </engine>
</provider>

パラメータの指定方法は 2 種類あります。これらは複数指定することができ、下に指定したものから順番に判定され、どれにもマッチしないパスの場合は何も設定しない場合と同様に mime-type で HTML と定義されているものがテンプレートとして判定されます。

templatePathPattern
テンプレートと見なすパターンを正規表現で指定します。
notTemplatePathPattern
テンプレートではないと見なすパターンを正規表現で指定します。

たとえば設定例のとおりに設定した場合、次の優先順で条件を満たすパスがテンプレートとして判定されます。

  1. /doc/.*\.html にマッチしないこと
  2. .*\.html にマッチすること

この結果、/doc/index.html はテンプレートではない、/index.html はテンプレートである、/help.htm はテンプレートではない、と判定されます。

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