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3-1. ページ共通の設定
すべてのページで共通の設定をしたい内容がある場合、それぞれのページごとに設定していくのは大変です。そのような場合には、デフォルト設定を使うことで簡単に設定できます。
すべてのページで共通の設定をする
デフォルト設定はコンテキストルートにある「default.mayaa」という名前のファイルで行います。このファイルが無い場合にはデフォルト設定は行われません。
次の例はメッセージと共にシステム時刻を表示します。システム時刻は hello_with_time.html の currentTime という id に関連付けますが、hello_with_time.mayaa には対応する設定がありません。その代わり default.mayaa に設定されています。
hello_with_time.html<html> <body> <span id="currentTime">dummy time</span> <br> <span id="message">dummy message</span> </body> </html>hello_with_time.mayaa<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <m:mayaa xmlns:m="http://mayaa.seasar.org"> <m:write m:id="message" value="Hello Mayaa!" /> </m:mayaa>default.mayaa<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <m:mayaa xmlns:m="http://mayaa.seasar.org"> <m:write m:id="currentTime" value="${ new java.util.Date().toString() }" /> </m:mayaa>
ブラウザで http://localhost:8080/mayaa/hello_with_time.html にアクセスしてみましょう。
実行結果 (改行などは実際の実行結果と異なります)
<html>
<body>
Thu Oct 20 20:01:38 JST 2005
<br>
Hello Mayaa!
</body>
</html>
実行結果は、default.mayaa で設定したとおりにシステム時刻が出力されています。
デフォルト設定を個別設定で上書きする
デフォルト設定を使いたくない特殊なページを作ることがあるでしょう。その場合には、ページの設定で上書きをすることができます。
hello_with_time.html<html> <body> <span id="currentTime">dummy time</span> <br> <span id="message">dummy message</span> </body> </html>hello_with_time.mayaa<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <m:mayaa xmlns:m="http://mayaa.seasar.org"> <m:write m:id="message" value="Hello Mayaa!" /> <m:write m:id="currentTime" value="Now" /> </m:mayaa>default.mayaa<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <m:mayaa xmlns:m="http://mayaa.seasar.org"> <m:write m:id="currentTime" value="${ new java.util.Date().toString() }" /> </m:mayaa> 実行結果 (改行などは実際の実行結果と異なります) <html> <body> Now <br> Hello Mayaa! </body> </html>
デフォルト (default.mayaa) の設定ではなく hello_with_time.mayaa の設定が優先されていることがわかります。
