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Appendix 3. その他の注意点
テンプレートに ${ } を書きたい (↑目次へ)
Mayaa ではスクリプトを書くときに ${ }
という表記を使います。テンプレート上でも mayaa ファイル上でも、この表記をした場合にはスクリプトとして扱います。
そのためテンプレート上に ${ }
という文字列を書きたい場合、${ }
とエスケープして書く必要があります。
出力する文字エンコーディングを指定したい (↑目次へ)
Mayaa で出力する文字エンコーディングとテンプレート読み込み時の文字エンコーディングを決定するのは、テンプレートの文字エンコーディング指定です。HTML テンプレートであれば META タグでの指定、XML テンプレートであれば XML としての文字エンコーディング指定です。
文字エンコーディングを指定しない場合は UTF-8
として扱います。文字エンコーディングはトラブルの元となりやすいため、基本的には明示的に文字エンコーディング指定をするようにしてください。
(※1.1.12 以降) Shift_JIS
のテンプレートを使う場合、Windows で編集したファイルであればエンジン設定でパラメータ "convertCharset
" の値を true
に設定し、テンプレートの META タグで "Windows-31J
" を指定するようにしてください。これにより文字化けを防ぎ、かつ "Shift_JIS
" として出力するため IE や携帯電話でも正しく文字エンコーディングを認識できるようになります。
※1.1.3 で変更しました。文字エンコーディングを指定しない場合、HTML と XML で動作が異なります。HTML の場合、UTF-8
と自動判定できる場合は UTF-8
として、それ以外は ISO-8859-1
として扱います。XML の場合は UTF-8
として扱います。
Java から出力した "~" が文字化けする (↑目次へ)
日本語を扱う場合、文字エンコーディングの指定によっては文字化けが発生することがあります。文字化けを回避するには、Java ソースコードや他のリソースと同じ文字エンコーディングを使うようにしてください。
たとえば Windows で開発する場合、一般的に Java ソースコードの文字エンコーディングは MS932
です。この場合に HTML テンプレートに指定する文字エンコーディングは Windows-31J
です。Shift_JIS ではありません。テンプレートの文字エンコーディングを Shift_JIS
にした場合、Java ソースコード中に書いた "~" の文字を出力しようとすると文字化けが発生します。
<, >, & などを書きたい (↑目次へ)
テンプレート、mayaa ファイルの両方とも、<
, >
, &
などを文字として使いたい場合は <
, >
, &
のようにエスケープする必要があります。
ちょっとややこしくなりますが、mayaa ファイルからテンプレートに「エスケープ後の文字列」を出力する場合、もう一段階エスケープしなければなりません。(&lt;
, &gt;
, &amp;
)